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【レポート】ひのはら地球の学校11/10 「道作りフィールドワーク①」

この記事は、2019年11月10日にOSOTOが実施したファミリー向けのプロジェクト、ひのはら地球の学校1回目「道作り、木の地図を描いてみよう」のレポート記事です。

ひのはら地球の学校のページはこちら

2019年11月10日、ついに!ひのはら地球の学校が開校いたしました。

0(ゼロ)からの創造体験であそび、まなぶ親子の学校
ひのはら地球の学校は、
東京本土唯一の村「檜原村」が舞台! 子ども達は好奇心をエンジンに秘めた創造力を発揮していきます。

親子で定期的なプロジェクトに参加し、
まだないあそび場、環境に優しい森を力を合わせて作っていきましょう!

第一弾は「道づくり」
千里の道も一歩から・・・
あそび場づくりも森づくりも、まずは、道を通すことから始まります。

はじめまして!檜原村!!

朝10:00、檜原村にあります払沢園に7組の家族が集まりました。

ロープをガイドに、みんなでサークル型で座ってみます。 はじめましてのみんなの顔よく見えるかな?

自己紹介は4~5名のチームになって、
「なまえ、住んでるところ、楽しみにしていること」
を共有してみよう!

スタッフの紹介も忘れずに!
東京チェンソーズ社長の青木さん(たいちょー)
生のきこりさんとの対面に、子ども達の目もキラキラと輝きます。

地球の学校の簡単な説明と、対話のルールを共有したあとは、
ちょっとみんなに問題です!!
「道」「路」「通」
みちって漢字がいっぱいあるね!!!なんでだろう?

どうやら成り立ちが違うみたいだよ?
漢字の成り立ちを見て、どう感じるか、みんなで話し合ってみよう!

ざわざわざわ・・・・
『なんで山に来て漢字の話なんて始めるんだよ・・・』

あきらかに子ども達の心がザワついている(笑)

子どもだけでなく、大人も意見を出し合います。

『道って漢字に首っていう字が入っているとか言ってるよ・・・ 恐いから止めてくれよ・・・』

またもやザワザワザワ・・・

こんなモヤモヤする時間も大切だよね。

道の名前にも色んな意味がありそうだね? じゃあ!これから「名もなき道」を、きこりさんと一緒に歩いてみよう!!

みちの名前をつけてみよう

いよいよ!お山へ出発です。

メインの通りを登っていると、

「あれ!!!これも道だよね?!」
「行ってみたい!!!!!」

と、一人の子が細い脇道を見つけました。

子ども達は、よりハードな道を選び進んでいきます。

メインの通りには、台風15号で根っこから倒れた杉も。
普段見られない大きな杉の根っことの出会いです。

見晴らしの良い中継地点に到着!!

よし!みんなーーー!!!
今、歩いてきた道で、好きな場所を見つけて、
道に名前を付けてスケッチブックにまとめてみてね。

お昼ご飯のあとに発表会をするよーー!

「はーーーーい!!!!!!」

ウキウキとスケッチブックとサインペンを抱え、
子ども達は散り散りに!!

自由に過ごし、自由に表現する時間って、本当に愛しい時間だよね。

きこりさんのサポートを受けながら、山の頂上を目指す家族、
見晴らしの良い中継地点で、早速!お絵かきを始める子、
良いところ見つけたよっ!!とキラキラしながら報告してくれる子、
みんなでそれぞれの時間を過ごしていきます。

少し寒くなってきたので、スタッフは焚火を準備・・・
「マシュマロがあったら良かったなぁ」
と口にする子ども達、
「あるよーーーっ!」とスタッフが言うと、大喜び^^

マシュマロ用の櫛は子ども達が手作りしてみたり、
きこりさんが小さな斧を持ち出して、どんどん作ってくれました。

大人の何気ないサポートで、子ども達が喜ぶ場って良いですよね。

スモアに夢中の子ども達。。

「おーい!もうすぐ発表の時間だよ~。だいじょうぶかーい!!」

いよいよ名付けの発表会!

みんな登山や焚火に夢中だったけど、意外とちゃんとやっていた(笑)
えらいねぇ・・・

出てきた名前たちは、、、
「カラスが鳴くから墓場しゃめん」
「みはらしひろば」
「でこぼこつるつるトゲトゲ道」
「くねくね暗やみきのこの道」
「バッタリ通り」
などなど!!!!

名前の由来と、この場所の好きなところ、やってみたいこと
を発表してくれました。

道の詩を作ってくれた子も、
「台風で あらたにできた ほらあなだ」

台風で倒れた杉の根っこの下に出来た空洞を、
詠んでくれました。

道を歩きながら、山の風景を見ながら、
体験したこと、感じたことをしっかりと表現してくれた彼ら。
子ども達の豊かな感性に脱帽です。

素敵な発表会の後は、子ども達へ新たな投げかけ、
「みんなで素敵な道を歩いたけど、これは、きこりさんが作った道なんだ。
道って結局、だれが作るのかな?」

「きこりさーーーん!」
「えーー!街にはきこりさんいないよ!!!」
「んー?じゃあ工事の人?!」

「さっき、漢字を一緒に見てみたけど、
首とか、足とか、口とか、人が関係する形が多かったよね?
ということは、人が作らないと道じゃないのかな?」

「そんなことないと思う!!!!」

「私は、風も道をつくると思う」
「動物だって道をつくるよ!!」

「そっかー!ほんとだね。人がいなくても道って出来るのかもね。
じゃあさ?きこりさんと一緒に動物が作った道・・・けもの道を、
探して、そこに私たちの道をつくってみよう!」

「はーーーい!!!!!」
登った山を降り、けもの道を探しに出かけます。

けもの道を切り拓く!!

今までは整備された林道でしたが、
午後からが人の手が入っていない森の中が舞台です。

子ども達もヘルメットを装着!
カッコイイきこりさんにヘルメットを着けて貰えば、
立派な探検家に変身だ!

『熊が出てきたらどうしよう・・・ドキドキドキ』

さっきより暗い森の中に足を踏み入れると、
子ども達の表情にも緊張感が生まれています。

メインの古い街道から少し脇道にそれ、
木や草だらけの坂をゆっくりと降りると、沢に出会います。

「ここに、けもの道が通っているんだよ~
山の上から動物たちが沢の水を飲むために使っている道だね。」

まずは、きこりさんが道作りのデモンストレーション!
たいちょーと副たいちょーの二人が、道具を使って、
瞬く間に道を作り上げていきます。

その姿を見ていると、子ども達がウズウズしているのが分かります。
『わたしたちもやりたいーーー!!!!!』

当初、探検にノリノリだったのですが、ここでもう一度確認。

「けもの道を登って探検する?それともココで道をつくる?」

「道をつくるーーー!!!!!!!!!!!!」

二手に分かれることになるかな?と思ったのですが、
なんと全員一致で道づくりをチョイス。

子どもの「つくること」に対する意欲は、こんなにも大きいのだと、
ビックリさせられました。

沢へ降りるための階段づくり係
けもの道を整備していく係
沢に橋をかける係

など、みんな自主的に役割を見つけて活動していきます。
先ほど、きこりさんが作った道に階段を付けてアップグレートする子は、
さながら職人のように黙々と作業しています。

道の邪魔になる倒木は、重くて運べない!
じゃあノコギリで切ってみよう!!

本能で体が知っているのでしょうか?
みんな道具を使うのが上手です。

怪我をしたらどうしよう?とドキドキしてしまう道具ばかりなのですが、
みんな大人の助言を受けながら上手に使っています。
「信じて任せる」

これが凄く難しいのですが、
任せてみると大人はリスペクトの念がふつふつと湧き出しますし、
子ども達も誇りを持って活動していることが分かります。

今回は、道作りのスタートの日だったため、
本当に短い時間での作業だったのですが、
それでも立派で歩きやすい道が完成しました!!!

沢に降りる階段は大きな石を重ねてつくり、
坂道にも階段ができ、段には葉っぱの装飾が飾られていました。

こういうのが素敵すぎるんですよね~最高!

みんなが作った道を歩いていきます。
人が歩くことでまた踏み固められていく山の道。

家族でつくった世界でたったひとつの道です。
みんなすごいね!!歩きやすくなったねーー♪

みんなが作業している間に拾ったプラスチックごみについても、
少しだけ心を寄せて貰いました。

家族でつくった世界でたったひとつの道です。
みんなすごいね!!歩きやすくなったねーー♪

みんなが作業している間に拾ったプラスチックごみについても、
少しだけ心を寄せて貰いました。

「このゴミどこまで流れるか知ってる?」

「海ーーーー!!!!」

「そうしたら、どうなるの?」

「イルカが食べちゃうんだよ・・・」

「そうだね。動物が食べて死んじゃったり、
このゴミが小さく小さくなってマイクロプラスチックっていうのに、
なったりするんだよ。
マイクロプラスチックは今、雨の中にも見つかっているんだよ」

「・・・・・・」

「とにもかくにも!道ってキレイなほうがいいじゃんっ?!」

「そうだねーー!」

「みんなも街のゴミについて、気を使ってみてね!」

ふりかえりの時間です

長い長い一日がいよいよ終わろうとしています。

最後にもう一度サークルに・・・
今度はみんなで手をつないで輪をつくってみました。

「道・路・通」を考えたのが、まるで昨日のようだね。
地球の学校では、ふりかえりを大切にするよ。

またグループになって、
「楽しかったこと、やってみたかったこと、不思議に思ったこと」
を共有し合いました。

最後にもう一度丸くなって、みんなでやってみたいことを伝え合います。

・もっと道作り
・階段作り
・生き物をみつけたい
・のこぎり!!!
・看板欲しいよね
・釣り
・石投げ
・射的
・焚火ーーー!!!!!
・化石見つけたい
・宝石!ダイヤ!!
・キャンプ
・山登り
・雪が降ったら、かまくら!
・ツリーハウスつくりたい
・海に行きたい
・ラグビー(?!)

始めましてのときが嘘みたいに、みんなの意見が飛び交いました。
少しずつだけど、ここでは自分らしさが許される。
何を言っても受け入れて貰える場だと、
感じることが出来るようになったかな?

最後に、次のインドアまでのワークと、
ご両親、自分自身、そして先生である自然に感謝の拍手を送って、
第一回ひのはら地球の学校の幕が閉じられました。

秋の檜原村はとっても静か。
山々の葉は赤や黄に色づき、賑やかにしていますが、
人や動物たちは、まるで冬の準備をしているかのように、
ひっそりとしています。
そんな檜原村に、子ども達の大きな声がこだまする一日でした。
山の動物たちもビックリしたかも?!

つぎのフィールドワークは1月です

みんなで暖かな雑煮を囲みます。もちろん!道づくりも本番です。

普段、街中では感じられない四季折々の風景と、
動物たちの営みを感じられる檜原村で、
自然を感じ地球を愛する子ども達が、輝ける瞬間を大切にしていきます。

好奇心をエンジンに、
秘めた創造力を探す場所「ひのはら地球の学校」
単発参加(一家族5000円)も可能です!
ひのはら地球の学校のページはこちら

プロジェクトスケジュール

11月10日(日) フィールドプログラム① 終了 「道作り、木の地図を描いてみよう」
講師:東京チェンソーズ青木氏、木田氏(仮)
10:00檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察
11:00~12:00アイスブレイク・道作りWS
12:00~13:00昼食
13:00~14:30道作りWS14:30~15:30下山・解散
11月24日(日) インドアプログラム① 「フィールドワークふりかえり、森を彩る電子工作WS」
講師:OSOTO渡部10:00昭島Union A(イベントスペース)集合
13:30~14:00アイスブレイク
14:00~15:00フィールドワークふりかえりWS、道の探究WS
15:00~15:30森を彩る電子工作WS
01月12日(日) フィールドプログラム② 「道作り、お雑煮づくり」
講師:東京チェンソーズ青木氏、木田氏(仮)
10:00檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察
11:00~12:00アイスブレイク・道作りWS
12:00~13:00昼食(お雑煮)13:00~14:30道作りWS
14:30~15:30下山・解散
01月26日(日) インドアプログラム② 「森の地図づくり・発表会」
講師:OSOTO渡部
10:00昭島Union A(イベントスペース)集合
10:00~10:30アイスブレイク
10:30~11:30森の地図づくりWS
11:30~12:30発表会
02月16日(日) フィールドプログラム③ 「フィールドワーク、森を散策してみよう」
講師:講師:東京チェンソーズ青木氏、ひのはらエコツアーガイド細貝氏(仮)
10:00 檜原村 払沢園(ほっさわえん)集合
10:00~11:00フィールドまでハイキング・自然観察、季節の味覚探し
11:00~12:00アイスブレイク・森の探究ウォーク
12:00~13:00昼食
13:00~14:30森の探究ウォーク
14:30~15:30下山・解散
03月01日(日) インドアプログラム③ 「フィールドワークふりかえり、自分だけの名札づくり」
講師:OSOTO渡部13:30昭島Union A(イベントスペース)集合
13:30~14:00アイスブレイク プログラム内容(開始時間と終了時間をいれること)
14:00~15:00フィールドワークふりかえりWS、道の探究WS
15:00~16:00檜原の木を使った名札づくり
参加する!

プロジェクト概要

開催期間 11月24日〜3月1日
プログラム日程 10月14日(翌年2月または3月に延期)、10月27日(翌年2月または3月に延期)、11月10日(日)、11月24日(日)、01月12日(日)、01月26日(日)
対象 小学生〜高校生のお子様のいるご家族
参加費

1家族あたり18,000円(全6回の講座)
※助成金(子どもゆめ基金)を活用したプログラムです
単発でのご参加は、1家族あたり1回5,000円です。

申込方法 下記の申し込みボタン先のページにて、無料チケットをご購入ください。お支払先の振込口座をご連絡させていただきます。
運営・お問い合わせ 株式会社OSOTO
info@osoto.co.jp
Copyright 2018-2024 OSOTO CO.,LTD.