貴船の息吹、
再生のあゆみ大地の再生とともに歩む、
貴船神社の五年。

水脈・地脈をつなぎ直し、境内に氣力がよみがえる。第1期から第19期までの記録。
施工:庭屋いぶき(株式会社OSOTO)

氣生根の息吹を、
大地から
SCROLL

まず大地をよみがえらせる。

分断された水脈・地脈をつなぎ直し、今ある大地の力を再び活性させる。氣力生じる根源の地——貴船が、本来の聖地へと還りゆくために。

苔むした御神木の根と、朱の鳥居。

ABOUT / 貴船の息吹づくり

境内の大地に、
息吹を
ふきこむ。

貴船神社の境内で、「大地の再生」に取り組んで五年目。水と空気の流れを取り戻す環境再生工事を、一期一期、積み重ねています。

コンクリートや踏み固めで滞った土中環境を、縦穴浸透孔と通気浸透水脈(気水脈)によって解きほぐす。木を植える前に、まず大地そのものが呼吸をはじめる。そうして御神木のカツラをはじめ、境内の樹々が少しずつ生気を取り戻しています。

5年目
継続する再生活動
19期
積み重ねた施工
氣生根
貴船の古(いにしえ)の名

MESSAGE / 宮司からのメッセージ

この地の再生を、
ともに見つめて。

氣

PHILOSOPHY / 大地の再生とは

木を植える前に、
大地に息を通す。

貴船の再生は、三つの視点から進めています。地中の流れを取り戻し、大地が自ら回復する力を引き出すこと。

01

気水脈を通す

縦穴浸透孔と通気浸透水脈で、土中の空気と水を再び動かす。

02

点穴を穿つ

要所に深い点穴を掘り、滞った地中に呼吸の入り口をつくる。

03

樹勢を回復する

御神木カツラ、ケヤキ、モミジ。大地が整えば、樹々は自ずと立ち上がる。

木洩れ日の差す、朱の鳥居と参道。
KI / 氣

光と水が通えば、
大地は息を吹き返す。

速報 NEWS REPORT / 微生物調査で実証 土壌の微生物に、確かな変化。 貴船神社の施工箇所で、植物の成長を助ける有用な微生物の増加を確認しました。(BIOTA 土壌微生物調査・2026年) 詳細は近日公開
歩

HISTORY / 再生のあゆみ

第一期から
第十九期へ。
五年にわたる
再生の記録。

一度に整うものではありません。季節ごとに大地と向き合い、本宮・中宮、そして奥宮へ——少しずつ流れを取り戻してきた、その一期一期の歩みを記します。

2022
01期
2022 / 7月(7/4–7)

本宮・表参道から、はじまる

本宮の二の鳥居・表参道・正門・中段。通気浸透水脈処置、泥さらい・浸透処置、樹勢回復処置、下草植栽。

Before施工前の御神木ケヤキ周辺(2022年5月)。
施工前(2022.5)
After施工後の御神木ケヤキ周辺(2022年7月)。
施工後(2022.7)
本宮 御神木ケヤキ
02期
2022 / 7月(7/19–22)・夏期工事

本宮と中宮へ

本宮:通気浸透横断水脈、石畳の浸透処置、下草植栽、メンテナンス。中宮:階段キワのコンクリートをハツリ、斜面・外周の水脈処置、樹勢回復、下草植栽。

Process第2期の施工の様子(2022年7月)。
施工の様子(2022.7)
本宮 中宮
03期
2022 / 9月(9/26–30)・秋期工事

御神木カツラの樹勢回復に着手

本宮の二の鳥居〜社務所前・龍船閣前・牛一社前・斜面。御神木(カツラ)樹勢回復処置、斜面段切り浸透、雨落ち処置、通気浸透水脈、石垣保水処置。

Before施工前の御神木カツラ根元(2022年9月)。
施工前(2022.9)
After施工後の御神木カツラ周辺、下草植栽(2022年9月)。
施工後(2022.9)
本宮 御神木カツラ
04期
2022 / 12月

冬を前に、水の道を整える

本宮の二の鳥居〜手水舎周囲。メンテナンス、通気浸透水脈処置、雨落ち・雨落ち水路処置。

Before施工前、コンクリートU字溝の掘り出し(2022年12月)。
施工前(2022.12)
After施工後、木製の雨落ち水路(2022年12月)。
施工後(2022.12)
本宮
2023
05期
2023 / 2〜3月・冬期〜早春

ケヤキ・モミジ、そして中宮の御神木へ

本宮:通気浸透路盤舗装、樹勢回復(ケヤキ・モミジ)、斜面抵抗柵・石積み天端/下の水脈処置、石据え縦穴浸透、下草植栽。中宮:御神木(カツラ)周囲の樹勢回復、路盤舗装、メンテナンス。

Process第5期の施工の様子・その1(2023年2〜3月)。
施工の様子(2023.2〜3)
Process第5期の施工の様子・その2(2023年2〜3月)。
施工の様子(2023.2〜3)
本宮 中宮
06期
2023 / 4月(4/18–19)・春期集中工事

貴船の川を整える

中宮の道路横斜面。川底の泥さらい、川の擁壁(石垣)の通気処置。

中宮
07期
2023 / 4月(4/24–28)・春期集中工事

斜面の息を吹き返す

中宮:道路横斜面・御神木まわりの道路上平地通気浸透、通気浸透水脈、石積み、枯れ枝の特殊伐採、下草植栽。本宮:駐車場・御神木(ケヤキ)の通気浸透水脈、メンテナンス、枯れ枝特殊伐採。

Before施工前、崩れた道路横斜面(2023年)。
施工前(道路横斜面)
After施工後、石積みで整えた道路横斜面(2023年4月)。
施工後(2023.4)
中宮 本宮 御神木ケヤキ
08期
2023 / 9月(9/4–8)・秋期

さらに浸透する境内へ

奥宮:参道の樹勢回復、斜面変換線の通気浸透水脈処置。本宮:龍船閣前の通気浸透路盤舗装処置。

Process第8期・奥宮の施工の様子(2023年9月)。
施工の様子(2023.9)
After施工後の奥宮参道、飛び石と砕石路盤(2023年9月)。
施工後(2023.9)
奥宮 本宮
09期
2023 / 12月(12/18–22)・年末整備

拝殿前を整える

本宮:拝殿前の通気浸透路盤舗装処置。

Process拝殿前の施工の様子、路盤の掘削(2023年12月)。
施工中(2023.12)
Process拝殿前で大勢が土を掘る施工の様子(2023年12月)。
施工中(2023.12)
本宮
2024
10期
2024 / 3月(3/5–9)・春期

浸透型の大石を据える

本宮の南門・本殿階段下・龍船閣前・北門に、浸透型大石を設置。

Process浸透型大石(飛び石)を据える施工の様子(2024年3月)。
施工中(2024.3)
Process大石まわりの浸透処置の様子(2024年3月)。
施工中(2024.3)
本宮
11期
2024 / 5月(5/7–11)・初夏

浸透する石畳整備

中宮:階段・階段上広場の通気浸透水脈、浸透型石畳の施工。本宮:本殿階段まわりの補修・メンテナンス。

Process第11期・中宮の施工の様子・その1(2024年5月)。
施工の様子(2024.5)
Process第11期・中宮の施工の様子・その2(2024年5月)。
施工の様子(2024.5)
中宮 本宮
12期
2024 / 9月(9/23–27)・秋分期

丸太階段・飛び石・竹垣を新設

中宮北側に丸太階段を新設。飛び石通路・竹垣・看板の新設、通気浸透水脈処置、斜面土留め、下草植栽。

After施工後:飛び石通路と竹垣(2024年9月)。
施工後(2024.9)
After施工後:丸太階段と竹垣(2024年9月)。
施工後(2024.9)
中宮
2025
13期
2025 / 3月(3/10–14)・春期

相生杉の参道を再生する

相生杉の参道・階段・鳥居下。通気浸透水脈、浸透型の路盤舗装・石畳・石組・石畳階段の施工、丸太土留め、相生杉の樹勢回復、下草植栽。

Before施工前、相生杉参道の入口(2025年3月)。
施工前(2025.3)
After施工後、浸透型石畳階段が整った参道(2025年3月)。
施工後(2025.3)
相生杉
14期
2025 / 4月(4/14–18)・新緑期

奥宮の入り口を整備

奥宮の正門前・正門裏排水路・手水舎。浸透型石畳、雨落ち施工、排水箇所整備、飛び石新設、通気浸透水脈、浸透処置、下草植栽。

Before施工前、奥宮正門前の砂利敷き参道(2025年4月)。
施工前(2025.4)
After施工後、浸透型石畳と飛び石が整った奥宮正門前参道(2025年4月)。
施工後(2025.4)
奥宮
15期
2025 / 9〜11月(9/29–11/2)・秋期(長期施工)

中宮の階段、じっくりと

中宮の階段。通気浸透水脈処置、浸透型石畳階段の施工。

Before施工前:中宮の道路脇の石段。
施工前
After施工後:浸透型石畳階段に整った中宮の階段(2025年)。
施工後(2025.9〜11)
中宮
16期
2025 / 12月(12/17–19)

奥宮の御神木カツラへ

奥宮の御神木(カツラ)周囲の樹勢回復処置、下草植栽。

Before施工前:奥宮の御神木カツラ周辺(2025年12月)。
施工前
After施工後:樹勢回復処置後の御神木カツラ周辺(2025年12月)。
施工後(2025.12)
奥宮 御神木カツラ
2026
17期
2026 / 3月(3/9–19)

本宮・二の鳥居の石畳

本宮の二の鳥居・参道。浸透型石畳・石畳階段の施工、通気浸透水脈処置。

Before施工前:本宮・二の鳥居の参道(2026年3月)。
施工前
After施工後:浸透型石畳に整った本宮・二の鳥居の参道(2026年3月)。
施工後(2026.3)
本宮
18期
2026 / 5月(5/12–15)

参道へと続く石畳階段

本宮の二の鳥居・参道。浸透型石畳階段、通気浸透水脈、御神木(ケヤキ)周囲の樹勢回復、排水路整備、景石設置。

Before施工前:本宮・二の鳥居の参道(2026年5月)。
施工前
After施工後:浸透型石畳階段・景石が整った本宮の参道(2026年5月)。
施工後(2026.5)
本宮 御神木ケヤキ
19期
2026 / 6月(6/23–26)・現在

奥宮の再生PJのはじまり

奥宮の本殿・権地前・外周・植栽帯・正門前。通気浸透水脈処置、雨落ち施工、排水箇所整備。

Before施工前:奥宮の本殿まわり(2026年6月)。
施工前
After施工後:整備された奥宮の本殿まわり(2026年6月)。
施工後(2026.6)
奥宮 継続中

氣力生じる、
根源の地へ。

貴船が、再びこの地が聖地と称された姿へ。その様(さま)を、皆さまと共感できることが何よりの喜びです。

METHOD / 施工の技術

大地の再生を支える、
手仕事の技術。

01

縦穴浸透孔(点穴)

深さ60cmほどの穴を穿ち、底にさらに点穴を重ねる。滞った地中に、水と空気の入り口をつくる。

02

通気浸透水脈(気水脈)

点穴どうしを溝でつなぎ、炭や枝で通気層を確保。土中の空気と水が、引かれるように動きはじめる。

03

雨庭・樹勢回復

雨水をゆるやかに浸透させる雨庭を設け、御神木や古木が本来の生命力を取り戻す土壌を育てる。

CONTACT / お問い合わせ

その境内にも、
息吹を。

御神木の衰え、参道の水はけ、境内の荒れ——。同じ悩みを抱える神社仏閣の皆さまへ。貴船で五年、一期一期に積み重ねてきた「大地の再生」を、あなたの境内にも。
まずは現地を一緒に歩くことから。ご相談・現地調査を承ります。

お電話でのご相談080-6562-5234